“神”
コスモス
シルバーバーチのスピリチュアル・メッセージ／真実の愛であなたが変わる
トニー・オーツセン 編／近藤千雄 訳
第12章 さまざまな質問
の中で、シルバーバーチは神の質問に対して、次のように言っています。
―― その“神”のことを、子どもにはどう説いたらよいでしょうか。
「説く人みずからが全生命の背後で働いている力について明確な認識をもっていれば、それは別に難しいことではありません。
私だったら大自然の仕組みの見事な芸術性に目を向けさせます。ダイアモンドのごとき夜空の星の数々に目を向けさせます。太陽の強烈な輝き、名月のあの幽玄な輝きに目を向けさせます。あたかも囁きかけるようなそよ風、そしてそれを受けて揺れる松の林に目を向けさせます。さわやかに流れるせせらぎ、怒涛の大海原に目を向けさせます。
そうした大自然の一つ一つの営みが確固とした目的を持ち、法則によって支配されていることを指摘いたします。
そしてさらに、人間がこれまでに自然界で発見したもにはすべて法則の枠内におさまること、自然界の生成発展も法則によって支配され規制されていること、その全体に人間の想像を絶した、広大にして複雑な、それでいて調和した一つのパターンがあること、宇宙のすみずみに至るまで秩序が行きわたっており、惑星も昆虫も、嵐もそよ風も、そのほかありとあらゆる生命活動が、たとえ現象は複雑をきわめていても、その秩序によって経綸されている事実を説いて聞かせます。
そう説いてから私は、その背後の力、全てを支えているエネルギー、途方もなく大きい宇宙の全パノラマと、人間にはまだ知られていない見えざる世界までも支配している霊妙な力、それを“神”と呼ぶのだと結びます。」
私自身が神の説明として、分かりやすいと思う本です。
新しい神の表現を信じるというよりも、今まの概念がまったく消えました。
これはシルバーバーチが、３０００年間伝えたかった真理です。
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